デジタル雑記帳

【Microsoft Edge】PDFをブラウザで開かないようにしたい

スポンサーリンク
この記事は約6分で読めます。
EdgeでPDFを開かなくする設定 タイトル画像

Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)にはPDFを直接開ける機能が備わっていますので、WEBサイトでPDFファイルのリンクをクリックすると、新しいタブが開き簡単に閲覧することができます。

WEBブラウザでPDFが開いたところ

ブラウザでそのまま閲覧できるというのはそれなりに便利ではありますが、新しいタブで開いたファイルは一時フォルダに保存されているものを表示しているに過ぎず、パソコンにダウンロード(保存)されたわけではありませんので、タブを閉じると消去されてしまいます。

言葉通り「ダウンロード」するのであれば、PDFを開いている状態で上部のメニューから「名前を付けて保存」をクリックして手動で保存する必要があります。

EdgeのPDFリーダー 名前を付けて保存

このようなブラウザ独特の仕様が、以前からPDFファイルの閲覧にAdobe Acrobat Reader(アドビ アクロバット リーダー)を利用していた方からすると、ちょっとやりづらさを感じる事もあるようです。

そこで今回は、「PDFを開かずにダウンロードする」「閲覧はAcrobat Readerを使う」という2点に焦点を当て、設定変更手順を見ていきたいと思います。

※解説画像はWindows10 HOME バージョン20H2、Microsoft Edge バージョン93、2021年9月1日時点の仕様に基づき作成しています。

※設定変更手順は、Adobe Acrobat Readerがパソコンにインストールされている事を前提に記述しています。パソコンにインストールされていない方は、Adobeの公式サイトよりダウンロード・インストールしてください。

スポンサーリンク

PDFをブラウザで開かずにダウンロードする

まずは、PDFのリンクをクリックした時にブラウザで開かずに即ダウンロードする設定です。

Edgeを起動したら、ユーザーアイコン右にある三点リーダーアイコン「設定など」をクリックします。

Edge 設定など

メニューから「設定」をクリックします。

設定ボタン

「設定」のナビゲーションメニューから「Cookieとサイトのアクセス許可」をクリックします。※ウィンドウを最大化しておらずナビゲーションメニューが表示されていない時は、「設定」の文字の左にある三本線のハンバーガーボタンをクリックしてください。

Cookieとサイトのアクセス許可

右側のウィンドウにサイトのアクセス許可の一覧が出ますので、下にスクロールして「PDFドキュメント」をクリックします。

サイトのアクセス許可 PDFドキュメント

PDFドキュメントの設定画面が開きます。「常にPDFファイルをダウンロード」のボタンが初期状態ではオフになっていますので、クリックしてオンにします。

常にPDFファイルをダウンロード

基本的には、これでリンクをクリックするとブラウザでは開かずにすぐダウンロードされるようになりますが、ここでひとつ注意しておきたい点があります。項目名の下に下図のような補足文言がありますね。

既定のPDF リーダーに関する注意事項

PDF ファイルをデバイスにダウンロードします。Microsoft Edge が既定の PDF Reader の場合、PDF ファイルはダウンロードせずに自動的に開きます。

既定のPDF Reader」とは、PDFファイルは何のアプリで開くようになっているか ということですが、ご自身のパソコンの設定がよくわからない方は、WEBのリンクではなくパソコンに保存してあるPDFファイルをダブルクリックした時に何が起動するかを思い出してみましょう。

もし、毎回Edgeが起動してタブにファイルが表示されるようであれば、既定のPDF ReaderはEdgeになっています。

この場合は「常にPDFをダウンロード」をオンにしても、ダウンロードせずに自動的にEdgeで開いてしまいますので、Windowsの設定を開いて既定のPDF Readerを変更しましょう。

PDFを開く時の既定のアプリを変更する

[スタート]ボタン⇒「設定」をクリックします。

スタート 設定

Windowsの設定が開いたら「アプリ」をクリックします。

Windowsの設定 アプリ

ナビゲーションメニューの「既定のアプリ」をクリックします。

ナビゲーションメニュー 既定のアプリ

右側のウィンドウを少し下にスクロールし、青字の「ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ」をクリックします。

ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ メニュー

「ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ」ウィンドウでは、左側に「.○○○」のようなファイル拡張子がアルファベット昇順で縦に並んでいますので、「P」の項目が出てくるまで下にスクロールして「.pdf」を表示します。ここにMicrosoft Edgeが設定されていると、PDFは常にEdgeで開くようになります。

.pdfにMicrosoft Edgeが紐づいている状態

既定のアプリを変更する場合は、.pdfの右隣りにあるMicrosoft Edgeのアイコンをクリックします。「アプリを選ぶ」ウィンドウが開き、パソコンにインストールされているPDFに対応しているアプリケーションが一覧表示されますので、既定のアプリに設定したいものをクリックします。(ここでは順当に「Adobe Acrobat Reader DC」を選択します)

アプリ変更 選択ウィンドウ

既定のアプリが変更されました。Windowsの設定は以上ですので「×」で閉じましょう。

既定のアプリがAcrobat Readerに変更されたところ

ここまでの設定で、

・PDFのリンクをクリックした時はブラウザでは開かず、既定のダウンロードフォルダに保存される
・パソコンに保存されたPDFをダブルクリックすると「Adobe Acrobat Reader」で開く

という状態になります。

PDFファイルはダウンロードした直後にユーザーアイコンの隣に表示されるダウンロード履歴から操作することもできます。

ダウンロード画面のサンプル

リンクをクリックした時に「開く」か「保存」かを毎回選ぶ

最後に補足的な内容になりますが、PDFのリンクをクリックした時に毎回ダウンロードに限定するのではなく、都度「開く」か「保存する」かを選択できるように設定することも可能です。試してみたい方は以下の手順で変更してください。(既定のアプリはAcrobat Readerを設定済とみなして進めます)

Edgeの設定画面でナビゲーションメニューの「ダウンロード」をクリックします。

Edge 設定 ダウンロード

右側のウィンドウに「ダウンロード時の動作を毎回確認する」という項目が表示されますので、ボタンをクリックしてオンにします。

ダウンロード時の動作を毎回確認する

設定後は、リンクをクリックすると下図のように「開く」と「名前を付けて保存」ボタンが表示されます。

PDFリンクをクリック時の動作選択

ここで「開く」ボタンを選択するとAcrobat Readerが起動し、ファイルの内容を表示します。保存をしたい場合はAcrobat Readerのメニューにある「名前を付けて保存」で任意の場所に保存しましょう。

名前を付けて保存」ボタンをクリックすると、名前を付けて保存ダイアログボックスが開きますので、必要に応じファイル名や保存場所を変更して保存してください。

また、「名前を付けて保存」ボタンの右にある下向き山括弧をクリック⇒「保存」をクリックすると、名前を付けて保存ダイアログボックスは開かず既定のダウンロードフォルダに即時で保存されます。

ちなみに、既定のPDF ReaderがEdgeになっていると、この設定をオンにしていても機能が働かず、新しいタブで開いてしまいますのでご注意ください。

スポンサーリンク
でじログ部