
Windows(ウィンドウズ)10のエクスプローラーを起動すると、最初の設定では
- ナビゲーションウィンドウはクイックアクセスが選択されている
- 右側のウィンドウに「よく使用するフォルダー」と「最近使用したファイル」が表示されている
という状態になっていると思います。

これもある意味親切心で作られた機能だと思いますが、ここに表示されるフォルダーやファイルを常に開きたいかというと実際はそうでもなかったりします。
もし「最近の〇〇よりも別のフォルダがいつもここにあるといいなあ・・・」と思ったら、自分好みにカスタマイズしてみましょう。
では実際にやってみましょう。
エクスプローラーを起動し、[表示]タブに切り替え、「オプション」をクリックします。

「フォルダー オプション」ダイアログボックスが開いたら、[全般]タブをクリックします。(すでに開いている時はそのままで大丈夫です)
現在の設定は、
「エクスプローラーで開く」対象がクイックアクセスになっています。
また、下の方にあるプライバシーグループを見ると
「最近使ったファイルをクイック アクセスに表示する」と
「よく使うフォルダーをクイック アクセスに表示する」の2つにチェックが入っていますね。

この2ヶ所の設定を少し変更してみましょう。
まず「エクスプローラーで開く」ですが、ドロップダウンリストを開くと「クイックアクセス」と「PC」が選択できます。ここで「PC」の方を選択し、最後に[OK]をクリックしてダイアログボックスを閉じます。

一旦エクスプローラーを閉じてもう一度起動してみます。
初手で「PC」が選択された状態になり、右側のウィンドウには「ドキュメント」や「ピクチャ」などのWindows10にあらかじめ組み込まれているフォルダとドライブの構成が表示されます。
最初からこちらが開いてくれた方がやり易い方もおられるかもしれませんね。

もうひとつ、起動時にクイックアクセスが開く設定はそのままで、クイックアクセスに表示するフォルダを指定したドライブやフォルダに変更する方法もありますので、そちらもやってみましょう。
もう一度「フォルダー オプション」ダイアログボックスを開きます。
「最近使ったファイルをクイック アクセスに表示する」と「よく使うフォルダーをクイック アクセスに表示する」のチェックを外します。外し終わったら一旦[OK]をクリックしてダイアログボックスを閉じます。

エクスプローラーを一旦閉じて、もう一度起動してみましょう。クイックアクセスが最初に開きますが、右側のウィンドウには表示するものがありませんので空っぽの状態になっています。

ここに表示したいフォルダを個別に「ピン留め」します。
例えば「PC」の階層下にある「ピクチャ」フォルダをクイックアクセスに置きたい場合は、ナビゲーションウィンドウで「PC」をクリックし、右側のウィンドウに表示されたピクチャフォルダの上で右クリックします。
右クリックメニューが表示されたら「クイック アクセスにピン留めする」をクリックします。

また、親フォルダーの中にある子フォルダーをクイックアクセスに追加するといった設定も可能です。画像は「ドキュメント」フォルダー内の「test」というフォルダーの更に下にある「3」というフォルダーをピン留めしたところです。

また、パソコンに接続されたドライブをクイックアクセスにピン留めする事もできます。


ピン留めはナビゲーションウィンドウに表示されているフォルダーやドライブを直接右クリックしても設定できるよ!
ではエクスプローラーを一旦閉じて、起動した時の状態を確認しましょう。
「よく使用するフォルダー」というタイトルの下にピン留めしたフォルダとドライブが表示されました。(もしピン留めしたフォルダーが表示されていない時は「よく使用するフォルダー」の左にある山括弧をクリックすると表示されます)

尚、クイックアクセスにファイルを直接ピン留めする事はできません。よく使用するファイルが保存されているフォルダをピン留めしておくか、「フォルダー オプション」ダイアログボックスで「最近使ったファイルをクイック アクセスに表示する」の方だけチェックを入れた状態にしておくかのどちらかになります。
クイックアクセスへのピン留めを解除する場合は、ナビゲーションウィンドウで「クイックアクセス」を選択し、右側のウィンドウに表示されたフォルダやドライブの中から外したいものの上で右クリック⇒右クリックメニューから「クイック アクセスからピン留めを外す」をクリックします。
