その他

【PowerPoint】起動時のスライドを白紙にしたい

スポンサーリンク
この記事は約6分で読めます。

PowerPoint(パワーポイント)を起動して最初に表示されるスライドは、タイトルとサブタイトルのプレースホルダーが配置された「タイトルスライド」になっています。

最初のスライド

しかしながら、私のようにPowerPointを「プレゼンテーションを作る」という目的ではほとんど使っていない者にとっては、この「タイトルスライド」を使う機会はごくわずかで、最も使用頻度の高いレイアウトは「白紙」だったりします。

まあそれも、開いたあとですぐレイアウトを変更すれば済む話ですが、ほぼ毎回の話となると何気に億劫になってきます。であれば最初から表示されるスライドを「白紙」にしてしまえば手間も省けるというもので。

という事で、今回のお題は白紙のスライドをテンプレート化する方法を紹介します。もちろん、白紙でなくてもご自身でレイアウトやデザインを変更したスライドを同様の手順でテンプレート化できますので「変えたいわー」という方はご参考にしていただければと思います。

※解説画像はMicrosoft365を使用しています

スポンサーリンク

PowerPoint起動~スライドのレイアウト変更

PowerPointを起動し、「新しいプレゼンテーション」をクリックします。

新しいプレゼンテーションの位置

[ホーム]タブの「レイアウト」をクリックし「白紙」を選択します。

白紙のレイアウトに変更するところ

下地はこれで完了です。ではここからテンプレートとして保存する2通りの方法を見ていきましょう。

カスタムテンプレートとして保存する

まずは「カスタムテンプレート」として保存してみましょう。簡単でお手軽なので、パソコンの階層とかあまりよくわからない・・・という方はまずこちらの方法から試してみてください。

[ファイル]タブ⇒「名前を付けて保存」をクリックします。

名前を付けて保存の位置

「名前を付けて保存」の画面に切り替わりましたら、まずファイル形式を変更します。現在「PowerPoint プレゼンテーション(*.pptx)」と表示されているボックスの右側にある下向き三角をクリックします。

ファイル形式ボックスの位置

ドロップダウンリストから「PowerPoint テンプレート(*.potx)」を選択します。

ドロップダウンリストの画像

ファイル形式を選択し終わると、保存場所が「ドキュメント>Officeのカスタムテンプレート」に自動的に変更されます。(カスタムテンプレートの保存場所は固定化されており変更できません)
あとは、任意の名前をつけて(ここでは「白紙」と入力します)「保存」をクリックします。

保存ダイアログ

これで「白紙」のテンプレートができました。一旦PowerPointを終了し、もう1度起動して確認してみましょう。

作成したカスタムテンプレートを開く

PowerPointを再起動すると、スタート画面に従来の「新しいプレゼンテーション」の横に先ほど保存した「白紙」テンプレートが表示されていますのでクリックします。

起動時に保存したテンプレートが表示されたところ

作成」をクリックするとテンプレートが開きます。

スライド作成ボタンの位置

もし、新しいプレゼンテーションの隣に保存したテンプレートが表示されていない場合は、「新規」をクリックし、続けて「個人用」タブをクリックします。

個人用タブの位置

保存したテンプレートをクリック⇒「作成」をクリックで開きます。

テンプレートが表示されたところ

作成したカスタムテンプレートが不要になった時は、エクスプローラーで「ドキュメント」⇒「Officeのカスタム テンプレート」フォルダを開き、保存したテンプレートファイルを削除しましょう。

デフォルトテンプレートとして保存する

もうひとつは、白紙スライドをデフォルトのテンプレートにする方法です。先ほどのカスタムと何が違うかというと、起動してワンクリック、もしくはクリックすら行わずに白紙スライドが開ける状態になる点です。

まずテンプレートを作成する前にちょっとひと手間やっておく事があります。エクスプローラーを開き(場所はどこが開いていてもいいです)、[表示]タブをクリックします。

エクスプローラー表示タブの位置

表示/非表示グループの「隠しファイルにチェックを入れます。最後にまた使うのでエクスプローラーのウィンドウは最小化しておきましょう。

隠しファイルの位置

PowerPointを起動し、先ほどと同じ手順で「新規のプレゼンテーション」を開きレイアウトを「白紙」に変更⇒「名前を付けて保存」をクリックします。

このPC」をダブルクリックします。(もしくは「参照」をクリックでもどちらでも)

保存ダイアログ

名前を付けて保存ダイアログボックスが開いたら、ファイル名に半角アルファベットで「blank」(大文字でも可)と入力します。この名前でないとデフォルトとして読み込んでくれないので、必ずこの通りに入れてください。
ファイルの種類はドロップダウンリストから「PowerPoint テンプレート」を選択します。

ファイル名、ファイルの種類を入れたところ

次に保存場所を変更します。ナビゲーションウィンドウの「Windows(C:)」をクリックします。

保存ダイアログでCドライブをクリックしたところ

画像ではここから右側のウィンドウで操作していきます。「ユーザー」フォルダをダブルクリックします。

ユーザーフォルダーの位置

以下、次の順にフォルダをダブルクリックしながら階層を進んでください。

自分のユーザー名のフォルダAppDataRoamingMicrosoftTemplates

Templates」フォルダまで開いたら[保存]をクリックします。

保存をクリックするところ

最初にエクスプローラーで「隠しファイル」にチェックを入れたのは、「AppData」以下のフォルダを表示させるためです。Windowsでは、間違って削除したり名前を変えてしまうとシステムやアプリの動作に支障が出るフォルダは、誤操作防止のため初期設定で非表示にしてあるのです。

という事で、保存が終わりましたら、先ほど最小化していたエクスプローラーを立ち上げて「隠しファイル」のチェックを外し、また非表示にしておきましょう。

それではPowerPointを一旦閉じて、再起動してみましょう。

起動時にデフォルトテーマが表示されたところ

スタート画面に「Default Theme」というものが登場しましたね。これが新たに保存したテンプレートになりますので、クリックすると白紙スライドが開きます。

はにわ先生
はにわ先生

隣にある「新しいプレゼンテーション」は従来のOfficeテーマのタイトルスライドです。

ちなみに、このワンクリックすら待てない!という方は、スタート画面を表示しないように設定変更しましょう。

[ファイル]タブ⇒「オプション」を順にクリックし、「PowerPointのオプション」を開きます。

全般」をクリックし、右側のウィンドウを一番下までスクロールすると「起動時の設定」があります。ここにある「このアプリケーションの起動時にスタート画面を表示する」のチェックを外し、[OK]をクリックします。(※同メニューは「簡単操作」⇒アプリケーションの表示オプションにもあります。どちらから操作しても大丈夫です)

PowerPointのオプション抜粋

これでPowerPointを起動するとすぐに「Default Theme」が開くようになります。

尚、作成したテンプレートを削除したい時は、エクスプローラーで隠しファイルを表示し、下記のフォルダのパス(場所)を辿って「Templates」フォルダ内のテンプレートファイルを削除してください。

C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Templates

Usersの部分はエクスプローラーや保存ダイアログボックスでは「ユーザー」とカタカナ表記になっていますが、「Users」という名前が正式名称です。

スポンサーリンク